<聞き返されるのはイヤ!>老年性難聴の方に1度で伝えるための4つのポイント
こんにちは!
世界一”福祉”を前向きに捉える学生
いおりんです!
あなた『ご飯できたよ!』
被介護者『あん?なんて?』
あなた『だから、ご飯できたよ!』
被介護者『ボタン?なんてぇ?』
あなた『だから・・・もぅ!!
ご飯だってば!!!』
あなたも日常的に
こんな経験をして
本当は貯めなくてもいいストレスを
貯めてしまってはいないですか?
そう、今回は耳の聞こえにくい方への
伝え方についてのお話です。
そもそも難聴には
いくつかの種類があるんです。
ざっくりと
下記の図を使ってご説明しますね↓
まず難聴には大きく分けて
*感音性難聴
*伝音性難聴
この2つがあります。
感音性難聴とは
誰にでも分かりやすく、簡単に説明すると
振動(以下音とします)を感じる部分に
障害が現れる難聴のことを言います。
伝音性難聴とは
音が伝わる部分で障害が
現れる難聴のことを言います。
そして今回の記事は
高齢者に多い
感音性難聴の中に含まれる
老年性難聴の方に
どのようにしたら
1度で伝わるかというお話を
していこうと思います。
そのため、
耳の仕組みや聞こえ方など
医学的なことについて
さらに詳しく知りたい方は
この記事は合わないかもしれません。
しかし、自宅で耳の遠い方を
介護をされていて
毎日のように
『え?なんて?
もっと分かりやすいように
工夫して喋らんかい!』
『こっちは耳が悪いの
ちゃんと分かっとるんか?』
などと、罵倒されて
ご本人との関わりに
嫌気がさしている方には
ぜひ今回の記事を
読んでいただきたいです。
今後の生活のしやすさが
180度変わってくるはずです。
自分も、もちろん相手も
もっとラクに、かつ楽しく
コミュニケーションを
図っていただけるように
1発で聞き取ってもらえる
(または聞き取れる)
ために大切な4つのポイントについて
お教えしていきます。
今までどんな工夫を凝らしても
ダメだった・・・
どうせ耳が聞こえないから
何をしても一緒だ・・・
と、感じていた方も
本当に大事なポイントだけを
4つだけにまとめ上げましたので
ぜひ、最後まで読んでいただき
日頃の介護生活に
生かしていただければと思います。
ただし、老年性難聴の方に向けての
アプローチの仕方ですので
介護されている方の
難聴の種類を把握していない方は
障害者手帳をご覧になるか
または病院に受診して見ることから
初めてみてください
高齢者の方の難聴が
全て老年性難聴というわけではなく
実際に私のおじいちゃんは
耳垢のたまりすぎで
聞き取り辛くなっていただけ
という嘘の話のようで
本当のこともありましたので
わからない方は
今すぐ確認をお願いします。
それでは本題に入っていきましょう!
<まずは老年性難聴の特徴を理解する>
老年性難聴の方への
アプローチ方法を知るには
まず、老年性難聴の 特徴を
ざっくりとでも
押さえておく必要があります!
特徴は2つ!
①高い音から聞き取り辛くなること
②単語が聞き取り辛くなること
これさえ理解できれば
老年性難聴の方へ大切なアプローチポイントが
自然と見えてきますね!
<1度で伝えるための4つのポイント>
ポイント①
できるだけ
正面から伝える
遠いところから
話しかけていること
ありませんでしたか?
ポイント②
いつもより低い声で
話しかける
確かに斎藤工さんのように低い声は
聞き取りやすいですよね。
声の高い女性は特に
意識したいところですね!
ポイント③
話すペースをゆっくりにする
これはすでに
実践されていることかもしれませんね。
大事なことですので
継続しましょう!
(スピードの参考は
だいたい友達と会話するときのスピードの
半分くらいのスピードです)
ポイント④
単語ごとに切って話す
例えば
「ねぇねぇ、お母さん!
今日のご飯は何食べたいか考えてる?」
という文章なら
「お母さん、ご飯、何、食べたい?」
というように初めは
少々めんどくさいかもしれませんが
これを実践できれば
ほんとうに今までとは見違えるほど
伝わりやすくなりますよ。
以上が老年性難聴の方に
1度で聞き取ってもらえるように
なるために大切なポイントでした!
多分どれか一つは実践したことが
あったかと思います。
しかし、これはパズルのように
全てをクリアしないと
聞き取り辛くなってしまうものです。
ただ、いきなり4つも意識しながら
話すのは難しいと思もいます。
(私も実習で実践の難しさを
実感したので痛いほどわかります)
そこでまずは
最後のポイント④
単語ごごとに切って話すことだけでも
意識して話してみましょう!
きっと、相手も
話し方の工夫に気づき
(頑張って聞き取ろう!)
と、思ってくれるようにも
なるのではないでしょうか?
では忘れないうちに
1.正面から話す
2.低い声で話す
3.ゆっくり話す
4.単語を切って話す
と、メモに書いて
目のつくところに
貼っておいてください!
1週間もすれば
それが習慣化して
聞き返される回数は
圧倒的に減ることでしょう!
そして、昔のように
楽しくコミュニケーションを
図りながら
食事をとったり、雑談できる日々を
取り戻すことができるはずです!
ただ、最後に1つ
大切なことがあります。
それは、あなたが
完璧を目指さないこと。
完璧を目指していたらあなたの心は
しんどくなってしまいますので
あくまでも頑張りは
ほどほどにしてくださいね!
あなたが自分に余裕がないときは
実践できなくても
全然構いません!
万が一、症状が酷すぎる場合は
専門医にお早めの補聴器の相談を
オススメします。
それでは本日はここまでです。
今回も最後までご愛読いただき
ありがとうございました!!