独りで戦わない在宅介護

とある介護士が綴るありのままの気持ち。

【授業で実感!】入浴拒否への有効なアプローチはコレ!

こんにちは!
福祉業界の卵いおりんです。

あなたはご存知ですか?


ベテランの介護福祉士
90%以上は利用者さんの
入浴拒否に頭を悩ませたことが
あることを。


つまり何が言いたいか?
と、いいますと


ベテランの介護福祉士さんでも
入浴拒否に困った経験が
ある方が9割を超えているのに


介護経験0から
突然親の介護を要されて
在宅介護をスタートした
あなた自身が


入浴拒否の問題を
抱えていることは
当たり前のことなのです。


あなただけではありません。


あなたと同じように
在宅介護に苦しんできた仲間も
乗り越えてきた壁なので


あなたも入浴拒否解決への
糸口は必ず見つけられます。


という訳で今日のお話は


入浴拒否が起きた時の
被介護者への適切なアプローチ


という内容です。


「さぁお風呂に行くぞ!」
という初めの第一歩さえ
スムーズにいってしまえば


あなたも
入浴介助に持つ苦手意識を
払拭することができるのでは
ないでしょうか?

  • 被介護者が

気持ちよさそうな顔をして
入浴している…


  • あなたが介護をしていて

よかったと思える…


そんな瞬間に
出会えるようになります。


プリプリ怒って
お風呂に入っていただけない


そんな困り果てた状況とは
今日でさよなら出来ます。


入浴本来の目的
清潔の保持・リラックス効果


これらの効果を最大限
被介護者に見出すことも
可能です。


では一体入浴拒否には
どんなアプローチが
必要なのか…?


それが
手浴です。

手浴とは…?



手浴とは温かいお湯で
手だけを洗うことです。

ただお湯に手を浸し
手の汚れを落とすためだけに
行うものではありません。

汚れを落とす以外にも
様々な目的・効果があります。


現時点では


『いくら何でも
手を洗うだけで
お風呂に行きたくなるわけが
ないだろう…』



と、思われているかも
しれません。


大丈夫です。


もちろん私も
そう思っていました。


しかし、学校の
模擬授業で手浴を体験して
私は実感しました。


手をお湯で洗うだけなのに
本当に気持ちいいんです。


実際、手の平の
1cm×1cmの面積には
39000個〜
4600000個


の、雑菌が潜んでいると
言われています。

※ソース
http://bielimo.jp/index.php/newsblog-m/item/79-meg611



その菌たちが
死んで スッキリしてしまえば


ついつい
全身も綺麗にしたくなる!


という思考回路に
つながっていき


入浴拒否される回数は
次第に減っていきます。


手浴の方法はカンタン↓


洗面器に
いつものお風呂より
少しぬるいくらいの温度の
お湯を入れて


被介護者に
温度を確かめてもらい
お湯につけていただくだけ!


この時にさらに!
入浴を促進させるポイントが


①ハンドマッサージを入れる

②アロマの香りの精油
1.2滴垂らす



精油とはこういったビンに
入っているやつです


これだけで入浴促進効果は
倍に跳ね上がります。


しかしご高齢の方は
肌が乾燥しやすいので


あまりに強いマッサージや
長すぎる手浴はNGです!


手浴はどんな言葉よりも
心に優しく寄り添える
入浴拒否への
アプローチとなります。


あなた自身も気が滅入らずに
進んでできると思いますので


ぜひ今日の入浴前に
実践してみてください。

忘れてしまう前に”手浴”と、
どこかよく見るところに
メモしていただけると
幸いです。


あなたもたまにはラクをして
手浴で入浴拒否を
切り抜けてみては
いかがでしょうか?


新たな道が
切り開けるのでは
ないでしょうか?


それでは本日はここまでです。
ご愛読いただき
ありがとうございました!